いい社会に、大事なことって何だと思いますか?
いろいろあるかと思いますが、「よい人間関係」というのは社会を構成するに当たって、欠かせないものではないでしょうか。
人間関係って、とても大事だと私は思います。学生の頃は、同じクラスに気の合う友達や先生がいれば毎日が楽しく感じますし、気の合わない友だちや先生ばかりだったら毎日がいやでいやでたまらないと思います。会社でも、そう。人間関係がギスギスしているところでは落ち着いて過ごせませんもんね。
それで。
でも、人間関係、大人になるにつれ、何とかすることもできるようになってきますよね。
どうも合わない人とは距離を置こう、とか、昔からの友人とご飯食べに行って癒されよう、とか。
そんな感じで人間関係なんとかやってきた大人も、子どもができるとちょっと戸惑います。
なぜかというと、距離を置くこともできないし(寝てるときとかトイレにこもるときとかはできるけど。)、話を聞いてくれて癒されることもない。
当たり前なんだけど、自由な時間がないってことにストレスが溜まってしまう。
最初から子どもが好きで見ているだけで癒される、何をしても赤ちゃんがかわいい、と余裕があるならほんと素晴らしく、私もそんなタイプだったらよかったなあ~って思うのですが、残念ながらそうではなく。
なんとかかんとか子育てをしてきたのですが、子どもに対してなかなか不満がある子育てだったのです。もっとこうだったらよかったのに、とか、あの子のようにいい子だったら、とか。
それで、しんどかった。
それでもなんとかかんとかやってきて、8年ぐらい前に何とかならないかと、いろんな子育て本を読みあさりました。(けっこう遅い(笑))
印象に残って参考にしたのは、親野智可等先生のブログや、アドラー心理学。その他いろいろあったんだけど、だんだんと自分の子育ての方向性が分かってきました。最初はマニュアルを真似してみるんだけど、うまくいかないこともある。自分が納得できないこともある。
そうやって自分に合う形を模索していく中で、モンテッソーリ教育のことを知りました。
〇子どもと大人は違います。
〇子どもを尊敬する
〇観察して、敏感期を知る。
〇大人の言うことは早すぎて分からない、行動も早すぎて分からない。
〇ゆっくりやって見せると、できる。
〇できることが増えると、その自己肯定感は大人になってもその人を支えていける
子どもと大人は違うんだ!!!
不思議と、そんな視点がなかった。
子どもを一人の人として尊重する。
この人は何に興味があるんだろう?そう思って関わるようになると、いろいな不満がなくなっていきました。
そして、子ども時代に何に興味を持って何をしていても、それは何か意味があるってことを知りました。大人もですが、子どもはほんとにそうなんです。
(モンテッソーリ教育は、とても奥が深いです。
教具を使って賢くなる教育、というイメージが強いです。
もちろんそれはそうなのですが、その奥には、子どもが興味をもち、楽しみながら発達に貢献できる教具がそろっていること、そこにいる教師が子どもを尊敬し、人権を大事に大事に、その子を援助しながら能力を自然と伸ばしていけるように導くこと。
親が常に家でモンテッソーリ教育を実践することは、私は、難しいです。
自分の子には、できません。教具をそろえることも、常に冷静に子どもに教具の提示をすることも。
でも、モンテッソーリ教育の考え方を持って子育てすることは、できます。
そのことが、一番大事だと思っています。
(子どもを尊重することは、もちろんモンテッソーリ教育だけの考え方ではありません。モンテッソーリ教育では、さらに手を使って活動しながら能力を上げたり集中し繰り返すことで子どもの内部の自己肯定感が上がっていくことが目的となっています。)
それで。
人間関係。
赤ちゃんと大人も、人間関係。
赤ちゃんや子どもとの人間関係がうまくいく方法を、ママたちに伝えたり実感してもらえたり、したいなあと、今活動します。
「親子のためのちいさい託児室とまり木」は、
ママには、一人の時間が必要!って思うからです。
私は、そうでした。
子どもと一緒にいて楽しいけど疲れる。
ちょっとでも離れられたら気分がすっきりして、また楽しく子どもと関われる。
〇子どもとの人間関係をよくする。
〇子どもと離れて自分を大切にする。
どっちも大事!
どっちもあれば、きっといつまでも自分らしく心が明るくいれるのではないかと、思うのです。
今までも、そんな気持ちがあってやってきましたが、改めて、自分がやっていることが自分の心とつながって、誰かの力になれたら、と、もっともっと思います。
ベビーマッサージを通じて心を通わせることを知っていく、子どもの心身の成長について知り、子どもを安心して見られるようになる、それが今私にできることだと思い、心機一転4月からまた教室を開催していきます!(親子サークルでも伝えていきたいな)
長くなりました。読んでくださった方、ありがとうございました。
今はまだ、モンテッソーリ教育の教室としては開催しませんが、興味がある方にお伝えはできます。
時期を見て、教具を用意して使ったり使い方を学んでもらえるような教室をしたいと考えてはいます。
ありがとうございました。